2022年３月27日に開催される予定の第94回米アカデミー賞授賞式。4年ぶりに司会者が立てられることが決定した。
2021年度は、新型コロナの影響によって、会場を分散させ、中継でつなぐスタイルという異例の状態での開催となったが、2022年度は例年通り、ハリウッドのドルビー・シアターに会場が戻されることも決定している。
過去最低の視聴率を記録してしまったアカデミー賞。先日発表されたゴールデン・グローブ賞もボイコット騒ぎなどもあり、テレビ中継がされなかったことなど、授賞式自体の需要が問われる中での今回の決定は、映画界最高の名誉であるアカデミー賞を再び偉大なものにしたいという試みからであろう。
司会者が誰になるかは、今のところ発表されておらず、一部では『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』のトム・ホランドが立候補しているなどという報道もあるが、このサイトでも何度も言及してきている通り、 ほぼノミネートと多数の受賞が確実視されている『ウエスト・サイド・ストーリー』や『tick, tick… BOOM!: チック、チック…ブーン!』『ミラベルと魔法だらけの家』など 今回のアカデミー賞はミュージカル映画の割合が多い。
過去には、ジミー・キンメルやクリス・ロック、エレン・デジェネレス、ビリー・クリスタル、ウーピー・ゴールドバーグらが司会を務めているが、ミュージカルといえば……忘れてはならないのが、何度もトニー賞の司会を務め、実際に第81回アカデミー賞授賞式でも司会を務めたヒュー・ジャックマンだ。
第81回アカデミー賞といえば、『スラムドッグ$ミリオネア』が最多受賞した年で、ミュージカル映画が全くノミネートされていなかったものの、ヒューの華麗なパフォーマンスは話題となっただけに、今こそ!再びヒュー・ジャックマンを司会に抜擢するべきではないだうか。
現在、新作ミュージカル「The Music Man」が話題となっていることもあり、うってつけだと思うのだが…..
- ネットもSNSも遮断されたインドの全寮制女子高を舞台に、少女たちは”自分”とは何者なのかに葛藤する!!『女子高生は泣かない』
- 第96回アカデミー賞:映画評論家バフィー吉川の最終受賞予想!事実上『オッペンハイマー』のひとり勝ち状態か?!
- インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!
- この映画語らせて！ズバッと評論！！『マダム・ウェブ』始まらないドラマのプロローグを観ているような感覚になるが、若手女優たちが唯一の救い!!
- 【ちょこっとレビュー】地域復興ムービーとして応援したい気持ちを裏切るほど中途半端な主人公像『レディ加賀』
