THE映画紹介とは?
THE映画紹介とは…劇場公開中には観れなかったもの、公開中に観たんだけれども…レビューする前にリリースされてしまったもの、単純に旧作と言われるものを独自の偏見と趣味嗜好強めに紹介するもの。
アメリカ映画、インド映画、ドイツ映画、アジア映画、アニメ、ドキュメンタリー….なんでもあり!!
今回紹介するのは『ドアロック』
作品情報
都会のマンションでひとり暮らしをする女性に降りかかる恐怖を描いた韓国発のサスペンス・スリラー。都心の古びたマンションに1人で暮らす銀行員の女性ギョンミン。ある朝、ドアロックのナンバーキーに不審な粉が付着していることに気づき、念のためパスワードを変更する。帰宅後に部屋でくつろいでいると、何者かが突然ドアロックを操作し、ドアノブを荒々しく回し始める。恐怖に駆られたギョンミンは警察に通報するが、被害がないため取り合ってもらえない。やがてギョンミンの部屋で、身に覚えのないタバコの吸殻が落ちていたり便座が上がっていたりと、不審な痕跡が次々と見つかる。仕事も手につかなくなり新たな引越し先を探し始める中、ギョンミンの部屋で変死体が発見され……。『女は冷たい嘘をつく』のコン・ヒジョンが主演を務め、『サニー 永遠の仲間たち』のキム・イェウォン、『無双の鉄拳』のキム・ソンオが共演。
『ドアロック』基本情報
2018年製作/103分/韓国
原題:Door Lock
監督: イ・グォン
出演 : コン・ヒョジン、キム・イェウォン、キム・ソンオほか
短評
個人的に大好きな韓国ドラマ『パスタ』で主演だったコン・ヒョジン主演のサスペンス・スリラー。
一人暮らしの銀行員ギョンミンは、何かの影に恐怖を感じていて、部屋の中での些細な異変にも過剰に反応し、その度に警察を呼んだりしては、お騒がせしているという日々を過ごす中、会社の上司が家に送ってくれることになったが、ギョンミンが車に財布を忘れたことで部屋に財布を持ってくる。
部屋の中の異変は、何者かによるものだと信じてビクビクしているギョンミンにとって、身近な人物も恐怖の対象であり、財布を部屋にもってきた上司も例外ではなく、部屋番号を知っていたことに不信感を感じ部屋を飛び出し、いつものように警察を呼ぶと…
ここから、ギョンミンの心配が的中にしてしまい、やはり誰かが自分を狙っていると、ビクビク度が止まらない…
ストーカーという特定の恐怖の他にも、一人暮らしであれば、気になってしまう些細な異変への恐怖など、日常に潜む恐怖になり得てしまうことを、とにかく負の方向として描いた作品で、一人暮らしの女性の恐怖心をとにかく逆なでする映画だと言っていいだろう。
更に猟奇的な殺人事件も目撃することになってしまい、不安と恐怖が一気に押し寄せてくるという極限の状況をコン・ヒョジンの不安顔演技によって完璧なものとしている。
犯人も近すぎず、遠すぎずという位置感がまたリアルで恐ろしい。ドンデン返しというよりも、怪しいと思っていた男がやっぱり…という恐怖もあるし、犯人とは別に普通にストーカーも出てきてしまうことで2重、3重…4重の恐怖が襲ってくるのである
クライマックスのベッドの下に誰かいる…という緊張感はとにかく観て体感してほしい!!
価格:3,135円 |
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