ラジオ番組「バフィーの映画な話」Spotifyなどで毎週配信中!!
THE映画紹介:『クルエラ』ディズニーヴィランの中でも地味中の地味なクルエラをスタイリッシュ&ファッショナブルに映画化!!

イントロダクション/ストーリー

パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラは、反骨精神と独創的な才能を活かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店に潜り込む。そんなある日、エステラは伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスと出会い、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へ染まっていく──。なぜ少女は悪名高き“ヴィラン”<悪役>に変貌したのか?

スタッフ・キャスト

監督 : クレイグ・ギレスピー『ミリオンダラー・アーム』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』

脚本 : デイナ・フォックス『ワタシが私を見つけるまで』『ロマンティックじゃない?』

トニー・マクナマラ女王陛下のお気に入り』『THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』

ケリー・マーセルヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

スティーヴ・ジシス

ジェズ・バターワース

アラン・ブロッシュ・マッケンナ『プラダを着た悪魔』『幸せになるための27のドレス』

出演 : エマ・ストーンアメイジング・スパイダーマン』『ゾンビランド:ダブルタップ

エマ・トンプソン 『レイトナイト 私の素敵なボス』『ビルド・ア・ガール』

ジョエル・フライイエスタデイ』『パディントン2』

ポール・ウォルター・ハウザーリチャード・ジュエル』『シルクロード.com -史上最大の闇サイト-

ジョン・マクリー『ゴッズ・オウン・カントリー』『Giri / Haji』

エミリー・ビーチャム 『デンジャー・ゾーン』『ヘイル、シーザー!』

マーク・ストロング『キングスマン:ゴールデン・サークル』『1917 命をかけた伝令

ケイヴァン・ノヴァク『シリアナ』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

カービー・ハウエル=バプティストQueenpins

ジェイミー・デメトリウユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』『パディントン2』

アンドリュー・レオン 『追憶と、踊りながら』

クレジット

撮影: ニコラス・カラカトサニス

音楽 : スーザン・ジェイコブス

編集: タティアナ・リーゲル

製作: アンドリュー・ガン

マーク・プラット

クリスティン・バー

製作総指揮: エマ・ストーン 『アメイジング・スパイダーマン』『ゾンビランド:ダブルタップ』

ミシェル・ライト

ジャレッド・ルボフ

グレン・クローズ

ヘア&メイクアップ・デザイナー: ナディア・ステイシー

セット・デコレーター:アリス・フェルトン

衣装デザイナー: ジェニー・ビーヴァン

視覚効果スーパーバイザー:マックス・ウッド

2021年/アメリカ/カラー/134分

短評

何気にディズニーヴィランとして扱われているが、マレフィセントやアースラ、ハデスなど……特別な能力があるヴィランと比べても、ただの意地悪なおばさんという印象しかない、かなり地味なキャラクターであるクルエラを主人公に映画化。

地味な分、逆に自由度が高く描きやすかったのだろう。「101匹わんちゃん」のクルエラを意識していると、全く違った方向性に向かっていくため、意地悪なおばさんという印象は切り離して観た方がいい。

すでに2作目の製作が決定していることもあって、今後どうなるかはわからないが、今回だけに限ると、ヴィランの誕生秘話としては薄く、単純にファッションデザインの才能がある女性のサクセスストーリーとしての側面が強い。

それもそのはずで、脚本家のひとりとして、『プラダを着た悪魔』のアラン・ブロッシュ・マッケンナが参加しているのも要因のひとつだろう。

モノクロを基調とした斬新なデザインの数々を見るギャラリー的な楽しみもあるが、全体的なプロット自体は、王道さのものといったところで。外観やデザインに楽しさを見出すしかない作品といえるだろう。

製作総指揮として『101』『102』において、クルエラを演じたグレン・クローズが参加しているだけに、カメオ出演ぐらいしてくれてもよかったのではないだろうか…….

THE映画紹介カテゴリの最新記事