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THE映画紹介:『スクービー・ドゥー』ジェームズ・ガンが脚本を手掛けたコメディ・アドベンチャー!!

イントロダクション/ストーリー

不気味な満月が夜空に浮かぶ、ある夜のおもちゃ工場。そこには宙を舞う“月の幽霊”と死闘を繰り広げる、4人と1匹の姿があった!彼らこそアメリカ中の話題をさらう、フレッド、ダフネ、ヴェルマ、シャギー、そしてグレート・デーン犬種スクービーの〈ミステリー社〉の面々。大騒ぎの末、見事幽霊のトリックを解き明かした彼らだったが、些細なことで仲間割れ!抜群のチームワークで数々の怪奇事件を解決してきた〈ミステリー社〉が解散することに……。それから2年、スクービーとシャギーはのんびりと私立探偵を続けていた。そんなある日、テーマパーク経営者のモンダヴェリアス氏から依頼を受け、南の海に浮かぶ巨大テーマパーク“スプーキー・アイランド”へ招待される。そこで出会ったのは、かつての〈ミステリー社〉の仲間たちだった!モンダヴェリアス氏から「島に遊びにきた若者たちが魂を抜かれたように変貌してしまうという奇妙な現象を調査してほしい」との依頼を受けた彼らは、ギクシャクしながらも島内での調査を始める。次々と待ち受ける謎と事件、緑の息を吐きながら彼らを襲う古代の怪物! そして地下洞窟の青い泉でシャギーが見たものは……!?恐怖に震え上がるスクービーと仲間たち。果たして4人と1匹は謎を解明できるのか~!? (ワーナーHPより)

スタッフ・キャスト

監督 : ラジャ・ゴズネル『ホーム・アローン3』『スマーフ』

脚本 : ジェームズ・ガンザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』『ドーン・オブ・ザ・デッド』

出演 : フレディ・プリンゼ・ジュニアシーズ・オール・ザット』『ストーム』

サラ・ミシェル・ゲラーバフィー 〜恋する十字架〜』『スモール・ソルジャーズ』

マシュー・リラード『スクリーム』『ヒーズ・オール・ザット

リンダ・カーデリーニラ・ヨローナ~泣く女~』『グリーンブック

ローワン・アトキンソン『ジョニー・イングリッシュ』『ラットレース』

アイラ・フィッシャー『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』『華麗なるギャツビー 』

パメラ・アンダーソン『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』『ベイウォッチ』

シュガー・レイ

クレジット

製作総指揮:ロバート・インジェルマン

アンドリュー・メイソン

ケリー・スミス=ウェイト

ウィリアム・ハンナ

ジョセフ・バーベラ

製作:チャールズ・ローヴェン

リチャード・サックル

撮影:デヴィッド・エグビー

音楽:デヴィッド・ニューマン

編集:ケント・バイダ

2002年/アメリカ/カラー/87分

短評

ハンナ・バーベラの「スクービー・ドゥー」の実写映画化。

実はこの後に「ジョニー・ブラボー」「怪力アント」「宇宙怪人ゴースト」などのカートゥン・ネットワークやハンナ・バーベラ作品の実写化企画が大量に控えていたのだが、それに歯止めをかけた作品といえるだろう。

とはいえ、今作も2作目『スクービー・ドゥー2 モンスターパニック』が制作されているし、全体的な構成は別に悪くないし、王道的なアドベンチャー作品で、子どもも楽しめる。

トロマ出身で今や『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などで破壊の限りを尽くすジェームズ・ガンが脚本を務めているとはいっても、さすがにこの子どもが楽しめる無難な内容に奇抜さを詰め込めるはずもない。

日本では、そもそも「スクービー・ドゥー」の知名度が『弱虫クルッパー』世代か、カートゥーン・ネットワークを観ているヘビーユーザーしかいない中で、劇場公開できたのは喜ばしいこと。

キャスティングとしては、金髪のフレディ・プリンツ・ジュニアに違和感はあるものの、シャギー役のマシュー・リラードは、アニメにそっくりで、のちにアニメシリーズの『ビー・クール スクービー・ドゥー!』『Scooby-Doo and Guess Who?』などにシャギー役として逆抜擢されているほどだ。

キャスト受け狙いで、イケメン俳優をキャスティングするのではなく、アニメに似ているという点でマシュー・リラードを主演に抜擢した点は評価に値いするといえるだろう。

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