今回、解禁となったのは世界屈指のファッション・ハイブランド“GUCCI”の一族を辿る特別映像<レガシー編>。
創業者のグッチオ・グッチの息子である兄のアルド・グッチ(アル・パチーノ)と弟・ロドルフォ・グッチ(ジェレミー・アイアンズ)が会社を継ぎ、GUCCIは世界中に展開し勢力を拡大していく。そんな中、ロドルフォの息子・マウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)は美人で野心家のパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)と恋に落ち、結婚。権力と名誉を求めるパトリツィアはこれまで家族経営だったグッチ一族に、新しい血として組織の中に入り込み、会社経営に興味のなかった夫のマウリツィオや、アルドの息子でマウリツィオの従兄・パオロ・グッチ(ジャレッド・レト)を上手くコントロールすることで、GUCCIのトップにのし上がろうと試みる。そんなパトリツィアの存在が、なんとかバランスを保っていた一族たちの関係に亀裂を生み出し、家族同士での権力争いが徐々に一族崩壊への一途を辿る―解禁された映像でもGUCCIという富と名声に翻弄され、醜くも情熱を感じさせる権力争い、そして一人また一人と墜ちていく登場人物たちの悲劇が垣間見えるだろう。
合わせて解禁された新場面写真でも、パトリツィアがグッチ家の一員として堂々と振る舞う姿や、パトリツィアの精神的な支えとなる占い師・ピーナ(サルマ・ハエック)、パトリツィアとマウリツィオの仲を引き裂く愛人のパオラ(カミーユ・コッタン)など、グッチ一族の運命を狂わす魅惑的で個性あふれるキャラクター達が切り取られている。
誰もが知る有名ブランド、グッチ家の3世代にわたる浪費、欲、裏切り、そして暗殺に至るまでの派手な盛衰を映画化した監督のリドリー・スコットは、「興味をそそられる家族の歴史だ。グッチ一族はファッション界におけるイタリア王室のような存在で、家族内から破滅が始まり、拡大した。面白くないわけがない。」と、人々の興味を惹きつける魅力的な題材を見事にエンターテインメントへと昇華している。
監督:リドリー・スコット
脚本:ベッキー・ジョンストン、ロベルト・ベンティベーニャ
原作:サラ・ゲイ・フォーデン『ハウス・オブ・グッチ 上・下』(実川元子訳、ハヤカワ文庫、2021年12月刊行予定)
製作:リドリー・スコット、ジャンニーナ・スコット、ケヴィン・J・ウォルシュ、マーク・ハッファム
出演:レディー・ガガ、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズ、サルマ・ハエックほか
原題:HOUSE OF GUCCI
北米公開日:2021年11月24日(水)
配給:東宝東和
コピーライト:ⓒ 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:house-of-gucci.jp 公式Twitter:@HouseOfGucci_JP 公式Facebook:@universal.eiga
公式Instagram:@universal_eiga
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