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この映画語らせて!ズバッと評論!!『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』着ぐるみの便利さを改めて実感!!

この映画語らせて!ズバッと評論!!『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』着ぐるみの便利さを改めて実感!!

作品情報

2016年、「20年に一本の<アメリカ発>恐怖の作品!」(フィルムメイカー・マガジン誌)と評され、全米で2週連続1位を獲得した『ドント・ブリーズ』。日本でも公開されるやいなや、88分間緊張しっぱなしの息もつかせないその恐怖、そして驚愕の展開にSNSを中心に口コミが拡散され、当初33スクリーンで公開をスタートしたが、満席続出により、全国規模に上映スクリーンが拡大し、ロングランヒットとなった。2021年、いよいよ待望の続編が息を吹き返す。前作に引き続き、フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲスの脚本家コンビが、世界を恐怖に陥れた“盲目の老人”を主人公に迎え、【1作目とは全く異なる続編】という、ふたたび観客の予想を裏切る物語を誕生させた。ホラー映画史上、最強の老人との呼び声が高い主人公役には、『アバター』最新作への出演も決定しているスティーヴン・ラングが続投。前作以上の戦慄を呼び起こし、暗闇で観るものの息を止める--。

『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 』レビュー

仮面ライダーとスーパー戦隊が共演する!!なんて喜んでいられたのは、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ぐらいまでのもので、最近は共演するといっても驚かなくなってきてしまってるし、制作側しても、そのイメージをどう裏切るかに奮闘している裏事情も透けて見えてくるだけに、正直あまり言うのも悪いと思ってしまうシリーズである。

毎度のことながら、ストーリーなんて有って無いようなもので、散らかっていることが前提で、大掃除程度で片付く散らかり具合なのか、業者を呼ぶレベルの散らかり具合なのか…..といったところだが、今作の場合は、仮面ライダーもスーパー戦隊も「物語」の一部として存在しているというメタ設定であって、『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』で似たようなことをやっていた気がしないでもないが、今回はその大規模バージョンといったところ。

敵が「近年は似た様なモチーフを多様して、ネタ切れではないか!!」的なことを言っていたのは、かなり攻めていておもしろく、全くその通りで「忍者」「動物」「車」などの同じモチーフのライダーや戦隊のコラボは、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』や『海賊戦隊ゴーカイジャー』でも頻繁にやっているだけに、斬新さはほとんど感じられない。

少し前までは、藤岡弘、が映画に出演するとなると、サプライズ的要素もあった。さすがに『ウルトラマン』の黒部進ほどではないが、最近は普通に出演してくれることもあって、特別感がなくなってしまっているのは残念でならない。

俳優で呼び込むには、『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』で、ちょっとだけ出演した佐藤健を主演枠でがっつり出演させるか、 オダギリ・ジョーや松坂桃李あたりを連れてくるしかハードルを超えられない気がしてならない。

もともと子どもに商品を購入してもらうためのプロモーション的側面の強い作品ではあるが、近年の玩具の売れ行きの悪さを考えると、こんなお祭りばっかりしていて良いのだろうかと思う一方で、いざ単独作品にしたところで……という悩みが尽きないのが現状である。

今回観て改めて思ったのは、着ぐるみキャラの便利さだ。『仮面ライダー電王』もイマジンたちに変身させることで、いちいち俳優をキャスティングしなくてよくなっているし、『宇宙戦隊キュウレンジャー』や現在放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』も主人公以外は着ぐるみキャラということから、今後も集合映画などで使いやすいことも計算されているのだろう……。

点数 70

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