THE映画紹介『13日の金曜日 ジェイソンの命日』ジェイソンとは何なのか…考えすぎた結果

THE映画紹介『13日の金曜日 ジェイソンの命日』ジェイソンとは何なのか…考えすぎた結果

THE映画紹介とは?

THE映画紹介とは…劇場公開中には観れなかったもの、公開中に観たんだけれども…レビューする前にリリースされてしまったもの、単純に旧作と言われるものを独自の偏見と趣味嗜好強めに紹介するもの。

アメリカ映画、インド映画、ドイツ映画、アジア映画、アニメ、ドキュメンタリー….なんでもあり!!

今回紹介するのは『13日の金曜日 ジェイソンの命日』

作品情報

1980年に一作目が製作されその後7本の続編や、数々のパロディ作品が作られたホラー、「13日の金曜日」シリーズ。本作では殺シーンに加え、殺人鬼ジェイソンのルーツや、彼の家族の姿も描いている。監督は本作が第1回作品となる若干24歳のアダム・マーカス。製作は1作目の監督であり「ザ・デプス」なども手掛けているショーン・S・カニンガム。脚本はディーン・ロリーとジェイ・ヒューグリー。編集は「ザ・デプス」のデヴィッド・ハンドマン。音楽は本シリーズを手掛けてきたハリー・マンフレディーニが担当。

『 13日の金曜日 ジェイソンの命日』基本情報

1993年製作/91分/アメリカ
原題:Jason Goes to Hell: The Final Friday

監督: アダム・マーカス

出演: ジョン・D・ルメイ、カリ・キーガン、エリン・グレイほか

ジェイソンの新設定

『13日の金曜日 ジェイソンの命日』でのジェイソンの特徴は、憑依型であるということ。

心臓が人間の2倍あり、それを食べさせることで憑依することができるという新設定となり、とにかく人間から人間へのパラサイト・シーンが印象的である。

しかし、完全復活するには、ジェイソンの肉親の血が必要ということから、ジェシカとその赤ちゃんを襲ってくる。

ちなみにジェシカは、ジェイソンの父であるエリアス・ボーヒーズが1作目の殺人鬼パメラとは別の女性との間に生まれたダイアナの娘である。ジェイソンの腹違いの妹の娘だ。

主人公のスティーヴン役を演じるジョン・D・ルメイは、1987年から1990年にカナダで制作されたドラマシリーズ『13日の金曜日』の出演者ということで出演することになったが、ドラマシリーズはタイトルだけで、ジェイソンとは全く関係のないため、同じキャラクターという設定ではない。

バカすぎるジェイソン・ハンター

デュークという賞金稼ぎが今までのシリーズに1度も登場したこともないくせに、ジェイソンのことを殺す方法を唯一、知る存在として現れるが、とにかくポンコツ!!

偉そうなことを言っているくせに弱い。1度も倒したことないのに、ジェイソン・ハンターというのは、なかなか頭のよろしくないキャラクター。

実際にジェイソンと対決するが、あまり役に立たないまま軽くあしらわれてしまうという、今作でのお笑い要素は、間違いなくデュークである。

短評

私がこの作品を初めて観たのは、1996年に公開された『スクリーム』を観てホラーにはまったことと、当時スポーンで有名なマクファーレン・トイズから「ムービーマニアックス」といったホラー映画のキャラクターを集めたフィギュアシリーズが人気となっていたことがきっかけで、とにかくホラー映画を毎日のように観ていたときだった。

当時はまだDVD自体が出て間もなくて、ホラーにまでソフト化が進んでいなかったため、観るとなればビデオしかなかったのだ。地方性もあるかもしれないが、『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』といったメジャータイトルも歯抜けになっていたりして、探すのは難しかった。『悪魔のいけにえ』なんて電車に乗って1時間かけて借りに行ったぐらいだ。

脱線するが『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝 魔笛 エロイム エッサイム』も探し回った記憶がある。

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今は多くの作品がソフト化されているし、配信サービスなども普及しているため、探し回るという、大変だけど独特の楽しみはなくなってしまいつつあるが、そんな気持ちを再び感じられた作品でもある。

何故かというと、『13日の金曜日 ジェイソンの命日』は廃盤になってしまっているため、多くのレンタル店で「13日の金曜日」シリーズは置いてあるが、今作だけ置いてないという光景が多いのだ。

そのためレンタル落ちの中古でも高値で取引きされている。ずっと探していたのだが、たまたま入ったレンタル店で見つけてレンタルすることができた。会員証を持っていなかったため、今作のために会員証を作ってきた。

探し回るほどおもしろい作品かと言われると…正直、そうでもない。特に今作は、ジェイソンが冒頭でバラバラになってしまって、次々と人間に憑依して殺人を繰り返すという、全くテイストが異なる作品なのだ。

今までにも超能力少女が登場したりして、超常現象ホラー寄りになってきていたことは、なんとなく気になってはいたが、ニュー・ライン・シネマに権利が移った後の第1弾ともなる今作は、とにかく何をしても死なないジェイソンは人間や超人ではなくて、パラサイトするエイリアン的なものという印象を強くした作品となっている。

物語としての繋がりはないが、何をしても死なないというメタ構造は『ジェイソンX』につながると言っていいだろう。

別の人間へと憑依していくというテイストのため、ホッケーマスクのジェイソンが登場するのは、冒頭とクライマックスでのごくわずかな時間しかない。それ以外は、血まみれのおじさんが追いかけてくる(何故か憑依するのはおじさんが多い)という、何も知らないで観ると、「13日の金曜日」シリーズだなんて思うはずがないシーンの連続で、ダイナーでのアクションシーンや銃撃戦は『ターミネーター』のようだ。

ジェイソンを殺せるのは、ジェイソンの血縁者だけという、なんだか突拍子もない設定や急に現れるジェイソンを殺せるアイテム…真面目に観るとバカバカしい設定が次々に出てくる作品ではあるが、ジェイソンの実家に『死霊のはらわた』の死者の書が登場する他、フレディの手が登場するなど、今後の企画を匂わすお遊び的展開を観るのは楽しい。

フレディと対決するという企画は、今作よりも前から挙がってはいたのだが、様々な諸事情が実現を難しくさせていた。のちに『フレディVSジェイソン』は、なんとか製作されたが、その続編として製作予定であった、『死霊のはらわた』のアッシュが登場する『フレディVSジェイソンVSアッシュ』は映画としては実現しなかったが、コミックのミニシリーズとして「ワイルドキャッツ」などで知られるワイルドストームから出版された。

アクション要素が強くなって、脱線し過ぎて後戻りができなくなり、仕切り直しでシリーズ化する予定であった、リメイク版も失敗してしまった「13日の金曜日」だが、2018年にはリブート企画があると報じられたが未だに実現していない。新作を観られる日は訪れるのだろうか…

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