11月18日から日本のNetflixでも配信が開始されている人気ドラマ『リバーデイル』のシーズン6。
シーズン5のラストでリバーデイルの住人の先祖たちの行った悪行が発覚し、それに対して償いを求めてシェリルが暴走し、黒魔術やカルトコミュニティなどエスカレートしていく不安感が提示されていたが、新シーズンでは、シーズン5の展開やキャラクターたちの設定はそのままで、舞台がリバーデイルではなく、「リバーベイル」という「いつもとは違う町」が舞台となっている。
しかし、キャラクターは全く同じ、恋愛事情や家庭環境は、そのままで話も繋がっている……何かがおかしい。
ホストとしてジャグヘッドが冒頭とラストに解説が入る「クリープショー」や「トワイライト・ゾーン」「アウターリミッツ」のようなテイストで『リバーデイル』の世界観によるミステリー短編集といったところ。
『サブリナ：ダーク・アドベンチャー』から魔女のサブリナが登場することがすでに提示されており、実際にサブリナは第４話に登場するのだが、シーズン6で展開された奇妙な出来事がサブリナと何か関係があるのか、全く関係なく4話だけのゲスト出演なのか、もしくは「リバーデイル」と「リバーベイル」が本当に別次元の物語なのか……など、もともと突拍子もない設定を盛り込み、人も大量に死ぬ『リバーデイル』だけに、マルチバース設定が持ち込まれて、次のシーズンでは『レジェンド・オブ・トゥモロー』とクロスオーバーすると言われても、正直驚ろかなくなっている
もともと何でもありで、やりたいことをやっているようなドラマがマチルバース設定を持ち込んでくるとなれば、いよいよチート的境地に達したドラマというべきでだろう。
ただ……真面目に観れなくなった人も多いのではないだろうか。本当に凄いドラマだ。
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