「ウルトラマン」や「ゴジラ」シリーズなど、巨大な怪獣が登場する特撮ヒーロー番組や映画では、怪獣の死体や壊された町の人々の被害は直接的にはあまり描かれない。
その理由としては、視点がズレてしまうからだ。とはいっても全く扱われていないわけではない。『シン・ゴジラ』や『ガメラ3 イリス覚醒』、近年でもおバカ路線に走ったものの、河崎実監督作品『三大怪獣グルメ』などでそういった問題は描かれてきてはいる。
マーベル映画においても、ヒーローやヴィランによって破壊された街を復興する組織「ダメージ・コントロール」が存在し、DCでもヴァネッサ・ハジェンズ主演ドラマ「Powerless」がその題材を扱ってきた。
「怪獣」の国でもある日本が ついにその題材を真っ向から描く作品が『大怪獣のあとしまつ』だ。
平成「ゴジラ」「ガメラ」シリーズで数々の怪獣生み出してきた若狭新一が今作でも怪獣造形を手掛けるのも注目すべき点である。
監督・脚本には『イン・ザ・プール』『俺俺』の三木聡、出演は『鋼の錬金術師』『燃えよ剣』のHey! Say! JUMP山田涼介、『哀愁しんでれら』『七つの会議』の土屋太鳳、『心の傷を癒すということ』『喜劇 愛妻物語』の濱田岳、『茜色に焼かれる』『花束みたいな恋をした』のオダギリジョー、『風の電話』『いのちの停車場』の西田敏行が発表されており、今後も続々と出演者が発表になる予定だ。
監督・脚本:三木聡 出演:山田涼介 土屋太鳳 濱田岳 / オダギリジョー 西田敏行
怪獣造形:若狭新一(『平成ゴジラ』シリーズ) 企画・配給:松竹 東映
コピーライト (C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
公式サイト daikaijyu-atoshimatsu.jp
2022年2月4日全国ロードショー
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