前回の「スコッテイ・ヤング」特集に続き、定期的にアメコミのアーティストに焦点を当てた特集をしていこう!ということで、今回はリー・ベルメホを紹介!
リー・ベルメホは、1997年にDCコミックスの中にあるレーベル「ワイルドストーム」のインターンとしてキャリアをスタートさせたアーティストである。
リーの作画の特徴的な部分は、何といってもリアリティを追求するために、服の質感や顔の表情のしわ、筋肉など、ガシガシに鉛筆によって書き込まれたデッサン力である。
わざと鉛筆の質感を残し、そこに大胆にもペンでブロック状の影を描き込んでいくことによって、より重圧感を表現し、他のアーティストにはない魅力を放つアーティストである。
デッサンがしっかりしているアーティストとしては、巨匠アレックス・ロスという存在もあるが、アレックス・ロスはどちらかというと、やわらかいタッチに対して、リーの場合は質圧がかかっていそうな、描き込み方で、同じデッサンスタイルのアーティストでも、そこに独自性を投影させることで、リーにしか描けないものへと進化させているように感じられる。
衣類や肌に対して、それぞれ特有の影の付き方を知り尽くしているのは、正に職人技と言っても過言ではない。
ワイルドストームのインターンであったこともあり、比較的DC系の作品を多いが、マーベルでも「デアデビル」や「X-MEN」などのアート、1998年にイメージコミックスから出版されたゲーム「バイオハザード」のコミカライズなども手掛け、今も幅広く活躍している。
2011年に出版された『バットマン ノエル』ではカバーを含め、全てのページの作画を担当し、高い評価を獲た。
コミックだけではなく、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画『ウルトラヴァイオレット』でもアートを提供している。


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