デヴィッド・ゴードン・グリーンによる「ハロウィン」新3部作シリーズの第2弾となる『ハロウィン KILLS』は、2018年公開の『ハロウィン』のラスト直後から物語が展開される。
2018年版では、ジェイミー・リー・カーティス演じるローリーとマイケル・マイヤーズとの因縁の対決がメインとして描かれていたが、続編となる今作で描かれるのは、1978年の1作目『ハロウィン』とその続編『ブギーマン』のマイケル殺戮ショーによって、蔓延した恐怖、不安、トラウマがその後の人生において、どのような影響を与えているのか……ということを、78年版と同じ「ハドンフィールド」を舞台とすることで、浮き彫りにしている。
そのため78年版の事件を体験し、生き延びた人物が多数登場する。
当時は子供だったリンジー役のカイル・リチャーズ、看護師役で初期2作に加え、『ハロウィンH20』にも登場したマリオン役のナンシー・スティーヴンス、そして当時も今も警官として町を守るリー役のチャールズ・サイファーズなどが再登場する。
当時のアーカイブ映像なども挿入されることで、今作はハドンフィールドの人々全体に焦点が当たり、町ぐるみでのチーム戦によってマイケルを仕留めようとする中で、恐怖や不安が引き金となって暴徒と化してしまうこと自体においても新たな問題が発生してしまう……。
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 脚本:ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン、ジョン・カーペンター
製作:ジェイソン・ブラム、ジョン・カーペンター、ジェイミー・リー・カーティス、ダニー・マクブライド
音楽:ジョン・カーペンター、コーディ・カーペンター
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、カイル・リチャーズ、ジェームズ・ジュード・コートニー、ニック
・キャッスル、ディラン・アーノルドほか
配給:パルコ 宣伝:スキップ
2021年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:HALLWEEN KILLS/106分/R-15
10月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
- ネットもSNSも遮断されたインドの全寮制女子高を舞台に、少女たちは”自分”とは何者なのかに葛藤する!!『女子高生は泣かない』
- 第96回アカデミー賞:映画評論家バフィー吉川の最終受賞予想!事実上『オッペンハイマー』のひとり勝ち状態か?!
- インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!
- この映画語らせて!ズバッと評論!!『マダム・ウェブ』始まらないドラマのプロローグを観ているような感覚になるが、若手女優たちが唯一の救い!!
- 【ちょこっとレビュー】地域復興ムービーとして応援したい気持ちを裏切るほど中途半端な主人公像『レディ加賀』
コメントを書く