先日、スーパーボールで予告が公開された『ワンダヴィジョン』『ロキ』などのDisney+によるドラマシリーズや『ブラック・ウィドウ』などフェイズ4が徐々に動きだしてきているMCUだが、最も注目されているのが『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』だろう。
この作品はタイトルにもある通り「マルチユニバース」を扱ったものとなることで、様々な憶測が飛び交っている。またケヴィン・ファイギが「誰も予想できないキャラクター」が登場すると発言したことでX-MENやファンタスティック・フォーなどのFOXが権利をもっていたキャラクターではないかとも言われてきたが、ここにきて更なる大ニュースが飛び込んできた。
それは監督として、サム・ライミが交渉に入っているというのだ。サム・ライミと言えばソニー・ピクチャーズのライミ版『スパイダーマン』3部作の監督である。またライミはスタン・リーと友人関係であり、『スパイダーマン』の後は『マイテイ・ソー』を製作する予定であった人物なのだ。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のラストでライミ版『スパイダーマン』でジェイムソンを演じたJ・K・シモンズが同役としてサプライズ登場をした他、先日公開された『モービウス』の予告では、ライミ版のスパイダーマンの絵が映し出されている。
今回サム・ライミを監督にオファーしたことは、偶然なのかもしれないが、MCUとライミ版『スパイダーマン』とソニー・マーベル・ユニバースが 合流する可能性も出てきたということだ。そう考えるとファイギの言う「誰も予想できない」というのはトビー・マグワイア版スパイダーマンである可能性もあるということだ。もしこれが実現した場合、2人のスパイダーマンが顔を合わせることになる。
これは完全な個人的見解ではあるが、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』を『スパイダーバース1.5』として、『スパイダーバース2』には投影版スパイダーマンが登場するということから、実写パートが存在するとしたら「スパイダーマン」ユニバースが格段に広がる可能性も大きい。
しかし、ライミがそれをしたいかというと疑問な部分はある。というのも『スパイダーマン4』をライミが製作中止した理由は物語よりエンターテイメント性を強調するように言われたからだった。ライミはあくまでピーター・パーカーの物語を描きたかったため、『スパイダーマン3』でヴェノムを登場させて、これまでの世界観が崩れてしまうことを嫌がっていたのだ。そんなライミがMCUの映画に素直に参加するのだろうか… 続報を待ちたい。
2000文字以上の映画に関する記事書きます 宣伝から、批評までお客様のニーズにお答えします- 第96回アカデミー賞:映画評論家バフィー吉川の最終受賞予想!事実上『オッペンハイマー』のひとり勝ち状態か?!
- インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!
- この映画語らせて!ズバッと評論!!『マダム・ウェブ』始まらないドラマのプロローグを観ているような感覚になるが、若手女優たちが唯一の救い!!
- 【ちょこっとレビュー】地域復興ムービーとして応援したい気持ちを裏切るほど中途半端な主人公像『レディ加賀』
- “コマンド”シリーズでお馴染みのアクション俳優ヴィドゥユト・ジャームワール最新作『CRAKK-JEETEGAA… TOH JIYEGAA』
コメントを書く