Netflixやhuluなどの動画配信サービスが激戦状態の中で、『サウスパーク』のエピソードでも描かれていたように、ケーブルテレビの業務が圧迫されている状況である。
その流れを受けて、ケーブル局や映画会社が動画配信サービスを開始する流れにもなっている中で、HBO Max、Disney+、Paramount+、ソニー・ピクチャーズ(Netflixを受け皿として)が劇場公開作品も最短期間で配信するなど、新型コロナの影響もあって、かなりの急成長となっている。
さらにNBCユニバーサルも2020年7月から開始した配信サービス「ピーコック」でも劇場公開作品の最短リリースには前向きで、今後公開されるユニバーサル系の映画はレンタルや他の動画配信サービスよりも、最短で「ピーコック」によって配信されることになった。
ケーブル局の親会社の場合は、映画会社も傘下にあることが多く、HBO Max、Paramount+のように、映画を元としたドラマシリーズの製作がスムーズにできる環境にあることもあって、続々と映画を元にしたドラマシリーズの製作が発表される中で、ピーコックもその流れに参加するため『ピッチ・パーフェクト』のシリーズの製作を発注した。
映画版に出演していたアダム・ディヴァインを主演に、プロデューサーとしてエリザベス・バンクスも続投させ、他にも何人かのオリジナルキャストが登場するとされている。
オリジナル作品や、独自性を追求するが故に、ケーブルは使用しないが、それぞれのチャンネルに加入しなければ観れない作品が多くなってくるとなると、結局はオンラインに変換されただけで、ケーブルテレビの形態に戻ろうとしているようにも思える。
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