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ボスニア紛争の中で青春時代を過ごした女性監督が最悪の虐殺を描く!!『アイダよ、何処へ?』

1992年3月にボスニア・ヘルツェゴヴィナがユーゴスラヴィア連邦からの独立補宣言したことで勃発したボスニア紛争は、1995年12月の終結まで約20万人の死者と200万人以上の難民を出し、第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争となった。

そんなボスニア紛争末期の1995年7月に、東部ボスニアの町セレブレニツァに武装セルビア人勢力が侵攻により、最悪の集団虐殺事件「セレブレニツァの虐殺」によって、約8000人の市民が無残にも殺害されてしまった。

ボスニア紛争はもちろん、その中でも「セレブレニツァの虐殺」は、多の人々の心のトラウマとなって今も消せない傷として残る中で、今作の監督を務めたヤスミラ・ジュバニッチもまた、多感な青春時代にボスニア紛争を経験している。

ヤスミラの故郷サラエボに生きる人々も、ボスニア紛争のトラウマを抱えて生きていることもあって、今までにも『サラエボの花』『サラエボ、希望の街角』といった、ボスニア紛争後の人々を描いた作品を手掛けてきた。

しかし、直接的に描いたのは、今回が初めて。戦車や兵士が登場するのもヤスミラの作品の中では、初めてとなる。

圧倒的緊張感と、ドキュメンタリータッチのように淡々と最悪の結末に向かっていく絶望感の中で、母でもあり妻でもあるアイダの視点から容赦なく描く作品『アイダよ、何処へ?』は2021年9月17日から公開される!!

出演 ヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロヴィッチ、ボリス・レアー

ディノ・バイロヴィッチ、ヨハン・ヘルデンベルグ、レイモント・ティリ

脚本・監督  ヤスミラ・ジュバニッチ

製作  ダミール・イブラヒモヴィッチ、ヤスミラ・ジュバニッチ

編集  ヤロスワフ・カミンスキ

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/ オーストリア/ルーマニア/ オランダ/ドイツ/ ポーランド/ フランス/ノルウェー /トルコ合作映画|ボスニア語・セルビア語・英語/2020年|101分|原題:Quo Vadis, Aida ?|日本語字幕:吉川美奈子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム

2021年9月17日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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