『エル・トポ』『ホドロフスキーのサイコマジック』などで知られるアレハンドロ・ホドロフスキーを祖父にもつアルマ・ホドロフスキーが主人公アナを演じる。
エレクトロ・ミュージックに魅了され、クリエイター脳を刺激され、インスピレーションがどんどん湧き上がってくるという、正に音を楽しむ「音楽」の本質的な衝動を描いた作品である。
アルマ・ホドロフスキーもフレンチ・ポップ・ハンド「Burning Peacocks」のリードヴォーカルであったり、歌手のクララを演じるクララ・ルチアーノも実際に音楽活動を行っている。さらに監督・脚本・製作・音楽を務めるマーク・コリンは音楽ユニット「ヌーヴェル・ヴァーグ」のプロデューサーでもあるなど、音楽業界に精通した強者たちが集結した音楽映画なのだ。
自分の音楽には「何か」が足りないとモヤモヤしていたところ、新たなリズムマシン「CR-78」に出合ったことで、とにかくこれを使って音楽を作りたいという意欲が映像を通して伝わってくるのも音楽というものに携わってきたクリエイターでもある出演者・スタッフがいたからこそだ!!
監督:マーク・コリン(音楽ユニット“ヌーヴェル・ヴァーグ”)『ブレイク・ビーターズ』(音楽)
脚本: エリーナ・ガク・ゴンバ
製作:ガエル・ルフィエ、ニコラ・ジューディエ
撮影:ステファノ・フォルリーニ
編集:ヤン・マルコール『英雄は嘘がお好き』
アルマ・ホドロフスキー『アデル、ブルーは熱い色』
フィリップ・ルボ『スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ』
ジェフリー・キャリー『ホーリー・モーターズ』
クララ・ルチアーニ、コリーヌ
2019 年/フランス/フランス語/78 分/シネスコサイズ/原題:Le choc du futur/PG-12
配給:アット エンタテインメント
©2019 Nebo Productions – The Perfect Kiss Films – Sogni Vera Films chocfuturjp.com
8 月 27 日(金)より新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開
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