動画配信サービス「Disney+」の目玉作品のひとつとして発表されたヒラリー・ダフの出世作『リジー&Lizzie』のリブート企画。
30代になったリジーのニューヨーク・ライフを描き、ラレインやジェイク・トーマスといった、かつてのオリジナル・キャストが集結することになり、制作途中だったにも関わらず、ストーリーの方向性で折り合いが付かずクリエイターとディズニーサイドでぎくしゃくした状態が続いていた。
『Love,ビクター』や『ハイ・フィデリティ』のようにHuluへの以降なども考えられたが、もともとファミリー、キッズ向けドラマであるだけに、あまり大人向けの作品にしてしまうことは、オリジナル版の良さともいえる可愛らしさ、安心感といったものを崩してしまうなどの壁を超えることができず、結局のところ中止になってしまった。
一部の撮影自体がすでに完了している部分もあるため、世界観を守りつつ、映画作品としてリリースする可能性もあるが、今のところ全く未定。
そんな残念な結果となってしまったが、テレビシリーズのシーズン1が4月から日本のDisney+でも配信がスタートされている。シーズン2はまだ配信されていないが、順次配信予定。
すでに配信されていた映画版『リジー・マグワイア ムービー』や日本ではソフト化されていないヒラリー主演のディズニー・チャンネル映画『カデット・ケリー』も配信中。
新作は中止になってしまったが、今のところは、かつてのヒラリーの活躍を観て我慢するしかない。
Disney+では、既存の映画作品やオリジナルドラマを観るのも楽しみのひとつではあるが、ソフト化がされていない、今では有名俳優、有名歌手になってしまったスターたちの初々しいドラマシリーズを観られるというのは、大きな醍醐味のひとつである。
第93回アカデミー賞では、プレゼンターとしてブルガリの豪華な衣装で登場したゼンデイヤもディズニー・チャンネル出身者。セレーナ・ゴメスもデミ・ロヴァートもザック・エフロン、シャイア・ラブーフ、ライアン・ゴズリングも…そんなスターたちの過去を探ってみるのも良いかもしれない。
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