THE映画紹介『コヨーテ・アグリー』

THE映画紹介とは?

THE映画紹介とは…劇場公開中には観れなかったもの、公開中に観たんだけれども…レビューする前にリリースされてしまったもの、単純に旧作と言われるものを独自の偏見と趣味嗜好強めに紹介するもの。

アメリカ映画、インド映画、ドイツ映画、アジア映画、アニメ、ドキュメンタリー….なんでもあり!!

今回紹介するのは『コヨーテ・アグリー』

作品情報

NY。ソングライターになる夢を胸に、ニュージャージーから上京してきた21歳のヴァイオレット(パイパー・ペラーボ)。だがデモ・テープはことごとくボツ。所持金も底をつき、職を得るためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”の扉を開けた彼女は、女性バーテンダーたちによる過激なダンス・パフォーマンスを目にする。そこは毎晩お祭り騒ぎだった。呆気にとられているヴァイオレットを、オーナーのリル(マリア・ベロ)がスカウト。失敗を繰り返しながらも、ヴァイオレットはだんだん客あしらいに慣れてくる。そんなある夜、彼女はひょんなことから店内で歌を熱唱した。“歌うコヨーテ”の誕生に湧きかえる客たち。新聞記者たちはそんなヴァイオレットをカメラにおさめるのだった。しかしその大胆な格好で男たちの熱い視線にさらされている写真が、ニュージャージーの父ビル(ジョン・グッドマン)の逆鱗に触れる。さらにある時、ヴァイオレットをめぐって、店の客と、彼女のボーイフレンドであるケヴィン(アダム・ガルシア)が喧嘩し、それが原因でヴァイオレットはクラブをクビになってしまう。久しぶりにギターを手に取り、再びデモ・テープを送りはじめる彼女。そのほとんどは返送されてきたが、今度は諦めたりはしなかった。そしてついに、一本の電話がヴァイオレットにチャンスを運んでくるのだった。

『コヨーテ・アグリー』基本情報

2000年製作/101分/アメリカ
原題:Coyote Ugly

監督: 『カンガルー・ジャック』のデビッド・マクナリー

出演:パイパー・ペラーボ、マリア・ベロ、タイラ・バンクス、イザベラ・マイコ、メラニー・リンスキー、ジョン・グッドマンなど

『コヨーテ・アグリー 』おすすめポイント

ブラッカイマー『フラッシュダンス』以来の音楽映画

2000年の映画『コヨーテ・アグリー』はジェリー・ブラッカイマー製作による音楽映画としては、1983年の映画『フラッシュダンス』以来の17年ぶりとなる音楽映画で、その後も音楽映画は製作されていない。

当時はまだ新人女優だったパイパー・ペラーボが主人公ヴァイオレットに抜擢されたが、彼女はカクテル・バーでバイトをしていた経験があることと、主人公と同じくニュージャージー出身ということを活かすことで見事にヴァイオレット役を演じきった。

田舎娘が都会で刺激を受けることによって成長するというプロットは、多くの映画に存在しているため、どう差別化するかというと、この場合はやはり音楽の重要性だろう。

ダイアン・ウォーレンが音楽を制作

パイパーは将来の夢がシンガーソングライターということで、唄うシーンも多くあるのだが、同時に主題歌を担当した歌手のリアン・ライムスに『アルマゲドン』の主題歌「ミス・ア・シング」をエアロ・スミスに提供したことでも知られるダイアン・ウォーレンが4曲を提供していて、なかでも主題歌の「キャント・ファット・ザ・ムーンライト」は、映画を彩る最高の曲となっている。

何故、こんなにもスタイリッシュでありながら、おしゃれな映像で更に音楽性の高い作品が出来上がったかというと、今作が長編監督デビューとなったデヴィッド・マクナリーは、テレビや映画の仕事をする前はセリーヌ・ディオンなどの大物アーティストのPVを手掛けてきていて、アーティストと音楽の見せ方に理解があるからだと思う。

デヴィッド・マクナリーは2003年の映画『カンガルー・ジャック』を監督した後は数本のテレビ映画を手掛けているだけで、長編映画監督はそれ以来、製作していないが、是非とも音楽センス抜群のマクナリーが製作した新作音楽映画をまた観てみたいものだ。

実在するクラブがモデルとなっている

今作に登場するクラブ「コヨーテ・アグリー」はニューヨークに実在するクラブ「コヨーテ・アグリー・サルーン」がモデルとなっており、映画にも登場するマリア・ベロが演じるリルは「コヨーテ・アグリー・サルーン」1号店の創業者リリアル・ロベルがモデルとなっている。

映画が公開された2000年当時はまだ数店しかなかったが、今ではラスベカズやオクラホマ、ロシア、ドイツ、イギリスなどでも展開されており、2016年には日本でも六本木にオープンした

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