作品情報
“史上最大の駄作”としてカルト的人気を集めた2003年製作の映画『ザ・ルーム』(日本未公開)の製作過程を、『127時間』『スパイダーマン』などの俳優ジェームズ・フランコの監督・主演で映画化。1998年、サンフランシスコ。俳優を目指す19歳のグレッグ・セステロは、演劇クラスでトミー・ウィソーという風変わりな男と出会い、その型破りな言動に興味を抱く。同じ夢を目指す仲間として意気投合した2人は、俳優としての道を切り開くべく一緒にロサンゼルスへ引っ越すことに。しかし現実は厳しく、2人とも成功とは程遠いまま月日だけが過ぎていく。しびれを切らした2人は、自分たちで映画を制作することを思いつき、実行に移すが……。トミーとグレッグをジェームズ・フランコと実弟デイブ・フランコが演じるほか、セス・ローゲン、ザック・エフロン、シャロン・ストーンらが共演。
発掘!未公開映画研究所とは?
宗教性の問題、出演者の知名度、お笑いの感覚の違い…などなどの理由によって、日本では公開にいたらない作品が多く存在する。アカデミー賞にノミネートされている作品でも未公開作品は多い。
それもそうだろう、逆にアメリカやフランスで日本の映画が何でも公開されていると言えばそんなわけもなく、全体的に見て1割にも満たないだろう。
日本はそんな中でも割と海外の作品を公開している珍しい国であって、そんな中でもやっぱり公開されない映画というのは山のように存在する。
「発掘!未公開映画研究所」はそんな映画を発掘していくというもので、その中でも更に知名度が低いものを扱っていくつもりだが、必ずしも良作ばかりではない、中には内容がひど過ぎて公開できなかったものもあるのでご注意を!!
今回紹介するのは『ディザスター・アーティスト』
歴史的最低映画の製作秘話を映画化!!
アメリカでは有名なトミー・ウィソー監督・主演の最低カルト映画『ザ・ルーム』製作までの過程をジェームズ・フランコが監督した作品で、今回ジェームズ・フランコは監督・脚本・製作・製作総指揮・主演とメインの役職を担当して大忙し!!
共演には弟のデイヴ・フランコというフランコ兄弟作品ともなった。
この映画の難点というか、日本人にとっての難点は日本公開されていないから、元の作品がどんな映画なのかがどうしてもピンとこないところ。
アメリカも公開したときに『ザ・ルーム』の限定上映したのであれば、日本も同時にリリースするぐらいの冒険は...さすがにできないか。
いかに最低な映画かを観てから、この作品を観たほうが断然おもしろいはずだから、残念でならない。
ジェームズ・フランコの人脈大集合と言っていいほどの豪華なキャスト
友達関係の『ライオン・キング』のセス・ローゲンはもちろん。『グレイテスト・ショーマン』のザック・エフロンや『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』のシャロン・ストーン、カメオ出演には『アナと雪の女王』のクリスティン・ベル、『Poms』のジャッキー・ウィーバー、『クローバーフィールド』の監督J.J.エイブラムス、『ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー』のアダム・スコット、『ジェイ&サイレント・ボブ』の監督ケヴィン・スミスなどなど豪華出演者が多数登場するのを映画人や俳優たちを観るのもいいのだが、何と言っても主演のジェームズ・フランコの役づくりは凄い!!
真面目なのか、元ネタのトミー・ウィソーをおちょくってるのか...絶妙なバランスの演技は流石。
トミー・ウィソーの年齢や詳細は不明、映画を製作できるだけのお金の出頃などが謎というミステリアスすぎる人の作った、酷すぎる映画が何故これほどまでに人々を魅了したのだろう...ミステリアスすぎる!!
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