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マーベルに直球勝負では勝てないと確信したDCが次に仕掛ける計画”DCダーク”

『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』などDCによる世界観を共有したDCエクステンデッド・ユニバースには属さない別ライン企画として公開される映画『ジョーカー』

『スーサイド・スクワッド』からのスピンオフと思っていた人は、ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じると聞いたとき驚いたのではないだろうか…

この『ジョーカー』はDCが企画する新レーベル「DCダーク」の第1弾となる。

「DCダーク」とは、その名の通りDCコミックに登場するキャラクターをよりダークリーな形で描いた作品。DCのキャラクターはマーベルと比べて、ダークな部分を持つキャラクターーが多いとされていることを強みとした新シリーズ。

DCはもともと『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』から続くMCUより以前に『ジャスティス・リーグ』の計画を立てていたが、脚本家のストライキによって企画が消滅してしまったことと、『グリーンランタン』の失敗によってかなり出遅れた形にはなったが、『マン・オブ・スティール』からやっとDCエクステンデッド・ユニバースをスタートできたものの、その時すでにアメコミ映画界ではマーベルの力が強く、『ジャスティス・リーグ』をやっと完成させても『アベンジャーズ』の物まねと言われてしまう始末。

『アクアマン』『ワンダーウーマン』がヒットしているおかげで何とか世界観は保たれているが…という現状で、DCが考えた計画が「DCダーク」だったということだ。

アメコミ映画ではありながら、確実にオスカーを狙えるほどの人間ドラマを詰め込んだ異質の作品『ジョーカー』は事実、数々の映画賞で絶賛を得ている。

『ロード・トリップ』や「ハングオーバー」シリーズで知られるコメディを多く手掛けるトッド・フィリップスが監督を務めたことも注目すべき点だ。

映画『ジョーカー』は2019年10月4日公開

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