知られているようで知られていない。
そんな映画音楽を紹介していく「SOO→COOL MOVIE MUSIC」の第3回目はロバート・パティンソン、クリステン・スチュワート主演の『トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーン Part2』のテーマソングとなった1曲!
『ライトハウス』『ザ・バットマン』など、今では泥臭い役も多くなってきたロバート・パティンソンが、まだ「王子様」キャラとしてもてはやされた時期の作品である。
映画自体はヴァンパイアと人間の禁断のラブストーリーとして、1作目は話題となり、日本でもプチブレイクが巻き起こり、影響されたドラマがいくつか製作されたりもした。
それも最初の2作目までで、主人公の二人のお決まりのくっついたり、離れたりの繰り返しに、後半は飽きられてきてしまい、公開劇場も減ってしまった。
しかし、軸にあるのはロマンチック・ラブストーリーということもあって、使用されている曲はロックやポップスもあれば、バラードもありと、なかなかバラエティにとんだものだった。
そんな数ある楽曲の中でも「トワイライト」シリーズの曲といえば、1作目のパラモアの「Decode」や『エクリプス/トワイライト・サーガ』に起用されたシーアの「My Love」も捨てがたいところだが、実はコレ!!
長年続いた「トワイライト」シリーズもついに完結を飾ったのは、エリー・ゴールディングの「Bittersweet」
クリステン・スチュワート演じるベラがヴァンパイアになるか、ならないかで3作ぐらい引っ張ってきた、愛を選ぶか、人間としての生活を選ぶかの葛藤に終止符を打ち、最後はまさかの小規模の『アベンジャーズ/エンドゲーム』のような大バトル映画となってしまったが、エリー・ゴールディングの神秘的にも感じられる独特の歌声によって、ベラの目線から観る「新たな世界」の始まりを感じさせる1曲となっている。
クリステン・スチュワートも、この頃はまだロバート・パティンソンと実生活で付き合っていて、ストレートな印象があったが、今となってはバイセクシャルな女優としての印象が強い。
「ヴァンパイア」をバイセクシャルの入口のメタファーだと思うと、今では違った観方ができてしまう…
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