実写版『リトル・マーメイド』アリエル役に黒人歌手起用の理由
グラミー賞の新人賞にもノミネートされた黒人歌手のハリー・ベイリーが抜擢された。
過去にディズニー・チャンネルの『Austin & Ally 』で歌声を披露したり、オプラが出演したディズニー映画『リンクル・イン・タイム』に出演していたが、プチ・ディズニー出身者のハリー・ベイリーがアリエル役に抜擢されたことで話題となっている。
実写版『リトル・マーメイド』の映画化は前々から企画されていて、キャスティングも注目されていた。
アースラ役に『ゴーストバスターズ』のメリッサ・マッカシーが決定するなど具体化がされてきた中でのアリエル役の発表は誰もが気になっていただけに、反響も大きかったのだろう。
近年、ディズニーが実写化ラッシュを進める理由としては”著作権”の問題があるからなのだ。というのも原作である童話などはすでに著作権が切れている。『リト・マーメイド』の原作となる「人魚姫」も切れている。
そのために実は近年に『リトル・マーメイド』は2度実写化されていて、更にもう1作が公開予定+ディズニー版という童話の実写化戦国時代が到来しているのだ
今回のアリエルの黒人起用に関しては、表向きとしては国籍や肌の色が関係なく活躍の場を増やしていきたい、夢を与えたいということなのだが、その背景には近年、連発される同じ原作作品の実写化ラッシュへの差別化が目的なのだろう。
アリエルを黒人にしたことで別会社が製作した『リトル・マーメイド』とディズニーの『リトル・マーメイド』が間違われるという問題を回避したいのだろう。
- ネットもSNSも遮断されたインドの全寮制女子高を舞台に、少女たちは”自分”とは何者なのかに葛藤する!!『女子高生は泣かない』
- 第96回アカデミー賞:映画評論家バフィー吉川の最終受賞予想!事実上『オッペンハイマー』のひとり勝ち状態か?!
- インド音楽界の歴史が動いた!22年ぶりのメジャーガールズユニット”W.i.S.H.”誕生!K-POPに次ぐ世界市場を狙う!!
- この映画語らせて!ズバッと評論!!『マダム・ウェブ』始まらないドラマのプロローグを観ているような感覚になるが、若手女優たちが唯一の救い!!
- 【ちょこっとレビュー】地域復興ムービーとして応援したい気持ちを裏切るほど中途半端な主人公像『レディ加賀』
コメントを書く