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この映画語らせて!ズバッと評論!!『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』初監督作品にコメディ映画を選ぶとは逆にハードルが高いが余裕で超えてきた!!

この映画語らせて!ズバッと評論!!『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』初監督作品にコメディ映画を選ぶとは逆にハードルが高いが余裕で超えてきた!!

作品情報

リチャード・ジュエル』『The O.C.』『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』などの女優オリヴィア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。主演は俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる『レディ・バード』『ネイバーズ2』のビーニー・フェルドスタインと、『ショート・ターム』『フロントランナー』のケイトリン・デバー。「俺たち」シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイが製作総指揮を務める。

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 』レビュー

ドラマシリーズ『The O.C.』でバイセクシャルなキャラクター、アレックス役からオリヴィア・ワイルドを追いかけている人にとっては、まず彼女の初監督作品ということを祝いたい。

しかし、初監督作品が青春コメディというのは、正直意外だった。確かにコメディ映画にも何本か出演しているから、全くコメディ色のない女優とまでは言わないが、クールだったり、シリアスな役が多い印象の作品が多いだけに、初監督作品はサスペンス系だとばかり思っていた。

実際に次回作として待機しているのは、心理スリラー『Don’t Worry Darling』や1996年のアトランタオリンピックに出場した女子体操選手ケリー・ストラグの伝記映画『パーフェクト』だったりする。

ベン・アフレックは『ゴーン・ベイビー・ゴーン』、ブラッドリー・クーパーは『アリー スター誕生』ジョナ・ヒルは『mid 90s ミッドナインティーズ』、ポール・ダノは『ワイルドライフ』と初監督作品はドラマ性の高いものが多い。

何故…初監督作品がコメディ映画なのか…それは、コメディアンでもあり、オリヴィアの夫でもあるジェイソン・サダイキスのバックアップがあったのかもしれないが、コメディ映画というのは、逆にハードルが高いのだ。

オリヴィアも今回が監督として「一発もの」とは考えていなかったと思う。当然次のヴジョンというのは、ありながら製作したと思われるが、勢いに任せてバカ騒ぎしているだけで中身のない作品とされてしまったら終わりだからである。

しかし、それがコメディでありながら、繊細な部分はしっかりと描いていて、ドラマ性も高い絶妙なラインの映画に仕上がっているのだ。

タイトルにもなっている「ブックスマート」の意味は、一見知識人を指したような感じを受けるが、実は皮肉として使用されることが多く、本や教科書によって知識をつけた知識人、ガリ勉ではあるが、実践経験には弱く、頭が固い…など不のイメージの方が強い。

主人公2人は、パーティばかり行ってたり、遊び歩いているような連中は下にみていて、学生生活勉強に名門大学に進むことで栄光の未来が待っていると信じていたのに、見下していたパーティ三昧だった同級生も同様に名門大学に進むということを知り絶望する。

信じていたもの、長年築いてきたものが一瞬にして砕け散るという挫折から、卒業式までのタイムリミット1日という中ではじけまくろうという発想の転換は実に清々しくもあり、『バッド・ママ』や『ハングオーバー!』のようにパーティの後にくる余韻もドラマとしてもコメディとしても機能を果たしているし、所々にちりばめられている女性ならではの繊細な気持ちの変化も自然に表現できている。

主演の2人もかなりの個性派ではあるのだが、サブキャラクター達もそれを上回るほどのクセモノ揃いで、キャラモノ映画として観ても楽しむことができる。

オリヴィア・ワイルドは、2016年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズのPV「Dark Necessities」の監督を務めているが共通する部分としては背景の撮り方がみられる他、カメラワークや演出は、とても初監督作品とは感じられないほど。コメディ映画でここまで風格を見せつけるのは、流石である。

どうでもいい話ではあるが、ジョナ・ヒルの妹としても知られるビーニー・フェルドスタインは、見れば見るほどジョナ・ヒルに似ているのだが、少しモリーナ・バッカリンにも似てることに気づいた。

点数 80点

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